20年以上前にここ岩手にフライのクラブがあって私も宇田も所属していました。当時はフライに関する情報が少なく、集まって情報交換の場としたわけですね。今はインターネットに沢山の情報があるので、知識を覚えて一人でもいきなり川に立つことも出来ますね。しかし当時下手くそな私も先輩方や沢山の方と釣りに行く機会に恵まれ、技術や作法を学びました。それぞれの考え方や釣りのスタイルに感心したり・・・。抜群にうまい奴にくっついて技を盗みましたね。今思えば皆熱かった。
自分は当時夜勤があったので、一週間の半分は川に立ってましたね。そういうのを何年も続けていました。渓流はいつも2人で行くことが多く、色んな方と行きましたが、暗黙の了解のような、マナーというのか、そういうのが自然とありました。いまはどうなのかな?先行者との距離間などは上級者を見て学びました。何人かでの釣りでは基本、交代で釣り上がりで相手が釣り上げるか譲るかまでは待つ。これは暗黙のルールで、もしわがままに何度も釣ったり、人を飛び越して釣ったりしたら、その人はクラブの中では段々誘われなくなる。協調性がないなら一人で釣れと言うことだ。
作法もマナーも学ぶ場がないと釣りとしての文化も廃れてくるのでは。何匹釣ったとか、大物釣ったとか最近は結果が先行してる気がするけど。過程を楽しむのがフライフィッシングなはず。それぞれが楽しめればいいですね。石川
先週、弟と甥っ子がやってきた。小さい頃から管理釣り場でフライをやらせてはいたが、高校生になったということで渓流デビュー。
いきなり釣った。つりに関しては何でもやる甥っ子。飲み込みは相当早い。
続いて28のイワナを釣りやがった。木が被る岩盤すれすれの流れから引き出した。
「まぁよく絡ませるな」「見えない・・・。切っちゃうぞ」
一年ぶりの渓流とあってNも楽しんだ。
何匹か持ち帰り、塩焼きにして美味しく頂いた。
夕方時間が空いたので一人フラッと遠野へ。先週は高校生の初心者相手だったので今日は自分の釣りを。
この対岸柳の前の流れで定位して餌をついばんでいる。家に羽蟻が出てきたので、タイミングをみて着てみた。魚もテレストリアルのスイッチが入ったはずだ。
一匹釣ったところで、ライズが減ってきてしまった。劇的に盛り上がると思いきや。