夏回想

8月の下旬から9月末までの釣行のアップを怠っておりましたので、回想しながら書いてみました。なんだか遠い日のことのような、昨日の出来事のような。今年も皆さんと釣りにいくことができました。楽しかったですねぇ。また来年もよろしく。石川

Mちゃん、K君、N君と和賀キャンプ釣行======

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今年の源流キャンプ。雨で増水気味で今年はなかなか水位が下がらず。何とかスタートできた。

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といってもこの水量。一人では渡渉が難しい場面も。手前が急遽メンバーに加わったN君。

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夕暮れ前に各自テントを張り、食事の準備にかかる。名コックK君が火加減を調整している。

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各自で作った料理を持ち寄って皆でつつきながら食べた。彼が食べているのは海草サラダ。基本乾物がメイン。しかしミッチャンとN君は焼肉で攻めてきた。

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私の朝食は餅とグラノーラとスープ。

S君、Oさんとの秋田釣行=================

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Oさんここは・・・。例のポイントか!

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シーズン後半でヤマメも厳しい。このプールはお留守でした。

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ここも出ない。S君も結構粘ったけど、だめだった。素晴らしい渓相なのになぁ。

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ざーっと軽い通り雨があり、それで一瞬活性が上がる。Sくんそつなく釣る。

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このくらいがやっと。でも満足。楽しい釣りが出来ました。また行きましょうね。

海人軍団と内陸釣り=====================

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H君仕掛けを交換中。

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区間でバタバタ釣れたり、ぱったり釣れなくなったり。秋特有の現象だ。

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結構狭い。今年の渓流つりはこれにて終了。皆さんにお誘いいただき心より感謝です。また行きましょう。仲良くね。

限定モデル Super Solid Tipリリース

カムパネラから初となるソリッドティップ(C4723SST)を今年も期間限定で販売中です。カムパネラではここ数年たくさんのソリッドのテストロッドを製作してまいりましたが、やっと納得のいくロッドが出来上がりました。ご承知と思いますがUGという宇田ロッドのシリーズでは既に販売しており、6ピースとしては一つの完成形と言えます。今回はショートロッドの特性を最大限生かすソリッドティップ4ピースで登場です。限定は毎度お値段控えめ。今回もこの価格で出せないような仕上がりです。

ソリッドティップの利点としてはティップセクションがソリッドになっており、近距離でティップアクションとして作用するので非常にタイトなループを形成しやすく、ピンポイントがビシバシ決まります。ティップの先端径が1.1mmと、チューブラーティップで再現するのは難しい数値です。このロッドはとにかくティップ先端が良く働きます。でもこれ、ラインを出してもループは綺麗なままでテイリングも起こりにくい。これはソリッド部とチューブラーとの接続部の強度の差異を最小に抑えたためです。

今回の4ピースはこのソリッド部がさらに拡大するためショートロッドに適すると考えています。ショートロッドはブランクが軽く高弾性な為、軽い負荷では曲がらない弊害が生まれます。そこでソリッドでより細くすることで改善されるわけです。同時に重量が加算されるので、よりショートロッドで活かせるわけですね。6ピースではソリッド部が短いので、もう少し長めのロッド向けということになります。

このロッドは現在ビギナーズマムさま、加藤毛ばりさま、杜の家ブルックさま、 アングラ―ズパラダイスさま、上飯田さま、イーハトーブ釣具店さま、(沢さま、なごみさまは11/2時点で製作中)で手にとってご覧いただけると思いますのでお問い合わせてみてくださいね。石川

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デザインは好みが分かれますね。限定品は毎度私の好きな形でやらせていただいています。スカイブルーのブランクにブラックのスレッド。文字は手書きでホワイトとシンプルなもの。

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この手前のティップが1.1mm。ピッタリ入るトップガイドがないのが問題。下巻きをしてしっかりと取り付けている。

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リールシートはタイガーメイプルにつや消しのコーティングを施してブロンズのアルミ金具。

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限定なのでシリアルナンバーが付きます。なお今回は来年1月いっぱいまでご注文受付しています。パーツは十分確保しておりますがパーツが無くなり次第終了となります。

 

Canada Trip 其の三

BANさんのレストランで夜遅くまでご馳走を頂き、そして飲んだ。泊めて頂いた翌日は朝早くに出発し、またバンクーバーのフェリー埠頭まで6時間走る。走る。(ちなみに今回の総走行距離は2000キロを越えた)フェリーでバンクーバー島に渡り、キャンベルリバーに向かう。今度は遡上魚狙い。

ここは2.5日の滞在となった。実際一日の釣りの時間は2時間ほどだったけど十分楽しめるだけの魚の数がある。かみさんはクルマで写真を撮りにどこかへ行ってしまう。私は身一つで釣りしている構図。キャンベルリバーで前に見つけたギリシャ料理店のスペアリブ(ギリシャでスペアリブって・・・。)が絶品でそれを食べに行くのが楽しみの一つであった。

しかし7年ぶりにくると少し様相が変わっていた。川のほとりの釣具屋さんにあれだけあったフライ用品がほとんど無くなっていた。店員に聞くと地元のフライマンは少なくてほとんどがビジターとのこと。あとはギアフィッシャー(ルアーマン)とベイトフィッシャー(海釣り)だそうだ。そう釣具屋から川をさんだ向いのモーテルがいつもの常宿だったが、名前が変わっていた。どうやら経営が代わり東洋人がやっているということ。しかし親切でよく働く経営者で忙しそうだった。

そしてこれが最後の釣行でもあった。やはりまだまだ釣りをしていたい。帰りは名残惜しいし、やってみたい釣りもあった。また必ず来なければならぬと心に誓ったのであった。

今回は本当に沢山の友人や親戚に出会うことが出来ました。旅人は通りすがるだけだ。それなのに時間を割いて逢いに来てくれた友人や素晴らしいもてなしを頂いたり、新しい出会いも沢山あった。おかげで素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。心より感謝!石川

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またここにやってくることが出来た。川は昔のまま。「何も変わらない川の流れ」という事かな・・。

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翌朝スチールヘッドの川に走った。変わらぬ流れと底に揺らめく2匹のスチールヘッドの姿に7年越しの興奮がよみがえる。しかし人里はなれてクーガーやブラックベアーが沢山居るエリア。一人なので細心の注意も必要。ベアスプレーも携帯する。

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痩せているけど25インチを超えるスチールヘッド。何度もジャンプして走り回った。時間もないので写真撮る間も惜しんだ。ロッドはC3907LD。始めこの渓流では硬いと思った。が、むしろ丁度良いロッドだった。私のお気に入りのロッド。p9280455

このとき水量はミッドウォーターで魚も多くはないけど2時間で3匹を掛け2匹をランド。いずれも25インチオーバー。ばらした魚は目の前でライズしたやつで、幅広のグットコンディション。しばらくやり取りの末、これは獲れると確信した直後、ヒネリジャンプでフックを伸ばして去っていった。フックの外し方をよく知っている。実はトラウト用のウーリーバガーを使ったのが敗因。サーモンフックに巻いておいたボンバーに変えるべきだった・・・。キャッチするということと表層で食わせるということの喜びを二つ失ったような喪失感が・・・。

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2日目は早朝にキャンベルリバーのほとりをトレッキングした。沢山の人々がジョギングや散歩をしている。私たちはラッキーだった。丸々と太った森の番人に出会えた。カメラのファインダー越しにこちらに向かって来るのが見えた。「ヤバイ、来る」って思ってベアスプレーのトリガーを外したところ森に消えていった。

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夕方は本流でスプリングサーモン(キング)狙い。ロッドはスプリング専用に作った13’6″#10/11のヘビーアクション。750グレインという重いスカジットラインに3.6mのT14をドンと沈めてベタ底にフライを流す。始めて数投で根掛りのようなアタリが来た。掛けたことを後悔するようなファイトが続く。力では勝てないので、うまく誘導してあげるのですね。

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30lb位のなかなかの魚でした。この時、子供たちがやって来て、「すげー。でも僕も昨日ここでもっとデカイの釣ったよ」ってルアーを投げ始めたんでポイントを譲った。一匹釣れば十分。疲れてこっちがギブアップです。

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釣りは切り上げて夕方はクルマで海岸線を走った。サーフでシルバーを狙うフライフィッシャーを発見して見物。あーこの釣りは面白そうだ。ひたすら引っ張りの釣り。海のサーモンは相当引くそうだ。

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翌日は支流に入ってピンクサーモンを釣った。ここでも対岸に熊がいたって、ギアフィッシャーが騒いでいる。手前が人の岸。対岸が熊の岸。僅か数メートルの境界。

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私はピンクを甘く見ていた。ロッドはC3908LDでもかなり走られた。リールはこの島で作られているアイランダー。