あっという間に今年も終わろうとしています。今年は台風直撃で沿岸はまたも大災害に見舞われるなど岩手はまたも大変な年でしたが、川はまた時間を掛けて元通りになるでしょう。我々もまた自然の一部であることを忘れてはならない。そう強く感じた一年でした。またフライフィッシングというのも多様性を秘めていて、いろいろなことを考えさせられます。これが私がこの釣りの好きなところでもあるのです。お互いを尊重し合い楽しい釣りをしたいですね。来年はきっといい年ですよ。私もきっと大漁大漁!石川
投稿者「ishikawa」のアーカイブ
Super Light seriesにC4763SLとC4764SLが新たに加わりました。
スーパーライトシリーズに4ピース7ft6in#3と#4が新発売です。これで現在7ft~8ftと渓流はおおよそカバーできるほどの強力なラインナップとなりました。このナナロク、実際良く使われる長さで、カムパネラでも一番売れるスペックです。これで3ピースではC3763EW、C3753RW、C3754RW、C3763CL C3753XC。4ピースではC4763SL、C4764SL。6ピースではC6753XC。(75含む)と豊富なラインナップから特性の異なるロッドをご自分のスタイルに応じて選ぶことが出来ますね。
修理には色々な年代のカムパネラロッドが送られてきますが、初期のレッドラップなどおよそ16年前のロッドも沢山入庫します。かなりの年季が入っていますが、ちゃんと修理して現役でお使いいただいています。データからもやはりナナロク前後が多いですね。
ですのでこれから始める方にはこの長さをお勧めしております。日本の渓流で小沢から開けた川までどこでも使える長さなので末永くあなたのよき相棒となります。そしてこのスーパーライト、4ピースなのにとにかく軽い。張りがあるけど、実はミディアムアクションです。近距離も打ちやすく、ロングキャストも決まるロッドです。石川
細めに仕上げたフィッシュテールグリップ。
ライムグリーンのロゴに透過ブラウン、メタリックコパーのスレッド。
独自のテーパードフェルール。通常コストを下げるために丸棒のフェルールを込みに合わせて削るが、それだとどうしても抜けやすいのとガタが出やすいので、ロッドと同テーパーで仕上げたフェルールを使う。ロッド一本に二本のテーパーシャフトを惜しみなく使っている。
続・fly boxes
去年に他界した義父の友人レイに挨拶に行った時の事。義父は病気の悪化とともに認知症の症状が見られ、時折身内や友人にわりと失礼な態度をすることがあって、友人からも敬遠されるなか、レイだけが最後まで義父に辛抱強く付き合ってくれた。義父は金属加工の世界ではスペシャリストでレイもまたスコットランドから来た航空機のエンジニアだった。お互い尊敬しあう間柄だったと言う。うろ覚えだけどボーイング社の747と767を手がけたようだ。年齢も80近いと思うけど現在でも仕事のオファーがありすべて無報酬で請け負っているそう。
義母とかみさんがレイの奥さんとティーを飲んでいると私は地下室に案内され、彼のホビールームを見せてもらった。簡素な英語で言葉を選んで判りやすく説明してくれる。優れた人格者であるというのが直ぐに判る。
その昔は彼も熱狂的なフライフィッシャーで当時の色々な道具を見せてもらった。年代物のホイットレーのボックスに入ったサーモンフライを見せられたが、お前にやるという。貰えないと断ったが、是非お前が持っていろと言うのだ。
その後、激甘のケーキをいただきながら、特級のシングルモルトのウイスキーを頂く。正直、高級すぎてよくわからん。またお会いできるだろうか。今度は私からお返しを持って行こうと思う。石川
おそらく70’あたりのホイットレー。フライも年代を感じる。現在の超絶テクで巻かれた芸術的なフライも美しいけど、クラシックな実戦フライに何故か惹かれる。いくつか使った形跡はあるものの、いわゆるこれも見せフライではある。手前のグリーンドレイク(ドライフライ)はエクステンドボディなのでフッキングを上げるためにフックにヒネリが入る。泣かせる。
これは弟が送ってよこしたフォックスボックスという古くからあるフライボックス。異常に重い。昔はちっとも良いとは思わなかったが、なかなかどうして。スタンダードを入れるボックスとしては右に出るものはないのでは?
湯川さんから譲っていただいたコートランドのボックス。人工芝フォームに昔ちょっとあこがれたが、買わずじまいだった。いやーかっこいい。これはもうメーカーがリアルイミテーションを刺せといっているようなもの。他に水面フォーム、川底フォームなんてあったら面白い。