限定品SUPER SEVENの発売開始です。現在廃盤になっているロングディスタンスの後継機種のマスターテーパーとなるため、時間をかけて入念に試作とテストを繰り返したロッドです。あらゆるシチュエーションでキャスティング能力が旧モデルに比べ勝ります。優れたキャスターならかなり飛ばすことが出来ますが、力のない方も少ない力で飛距離を稼ぐことが出来ます。９月から１１月末までの期間限定品で、すべてのロッドにシリアルナンバーが入ります。ブランクは濃紺のフォレストブルー。ガイドはすべてSICチタン。カバコブリールシートにライムグリーンの手書きでCampanellaと入ります。ファイティングバット付き。この内容で59,000円(税抜)とかなりお買い得。ダブルハンドやスイッチもいいですがたまにはダブルホールでスカッと投げてみませんか？シングルハンドの魅力を再確認できますよ。石川

お客様から時々、SICチタンガイドはスネークに比べ重くないですか？と聞かれます。実はちょっと重いです。しかしガイドを止める足が一本なのでスレッドやコーティングも一箇所で済みます。つまり重量が片足によって相殺されるのであまり変わらないことはロッドビルダーなら知っています。ただトップガイドはワイヤーガイドに比べどうしても重くなります。（＃６以上なら問題ありませんが低番手ロッドだとアクションに影響が出ます。）しかし重さを差し引いてもトップガイドを変える価値があります。シューティングヘッドのコネクションの通りがとてもよくなるのです。ロッドの使用頻度の高い方などはワイヤーガイドですと一年で溝が出来ます。これが出来るとラインがだめになってしまいます。ですからメンテナンスフリーで長くお使いになりたい方はお勧めなのです。錆びませんしね。

新シリーズのロッド、「Classic Light series」が発売いたしました。

このロッド、実は結構以前から構想していたモデルでした。ミディアムスローでどなたでも扱いやすく、無駄を省いた質実剛健なロッド。だからはじめからアンサンドで行くと決めていましたし、グリップも極シンプルなパンプキンタイプと言われるもの。無骨だけどどこか可愛い。そんなロッドのイメージがありました。

初めて間もないまだフォールをしてロッドに負荷を掛けられない方でも自然とラインが伸びます。しかしベテランでも楽しいロッドです。懐かしく感じるはずです。私はシェイクスピアのグラスロッドで始め、ウエダのスーパーパルサー7ft#3でフライの楽しさを知りました。その頃のフライロッドのイメージを持って、さらに軽量に仕上げたモデルです。３ピースなのですが、昔の２ピースロッドよりずっと軽量です。グリップもショートなパンプキン。インディックスでもＶグリップでも自由に握れますが、リールによってはバランスをとると結構グリップの先端を握ることもあるので、その際邪魔なフックキーパーは取り外しました。（必要な方は言って頂ければ無料で取り付けます）透過ブラウンのスレッドにトリムが不透過のライトブラウン。落ち着いた色合いで、肩肘張らずに長く付き合えるロッドです。是非ご検討ください。石川

まずは7ft6in#3と7ft3in#3。今回フェルールは軽量化に貢献するスリップオーバータイプ。すでに各ショップ店頭にも並んでいますので是非お手にとってこのロッドをお確かめください。

クロスカントリーシリーズ（以下ＸＣ）に8ft#3が新発売です。人気シリーズに定番の8ftがなかったので、お客様からのご要望もあり、このたび新たにリリースいたしました。ＸＣですので、6ピース、3ピースを揃えています。私は以前ＸＣ3ピースの良さも話しましたが、去年からお客さんで3ピースをお求めになる方も増えてまいりました。ＸＣ開発当初6ピースにすれば重量増となるのが分かっていたので、あらかじめ基本となるマンドレルのテーパーを変えて軽量なブランクにする為の設計です。リールシートはバターナットでコルクに次いで軽量なリールシートを選択しています。これで3ピースとなるとフェルールが減る分、さらに軽量なロッドとなるのです。（シリーズ最軽量のＣ3693ＸＣで40ｇ）6ピースに比べロッドの復元スピードが増すので、張りを感じますが基本的な部分は一緒です。アクションは変わらず、より軽いロッドになります。軽快で釣りあがりにもってこいのロッドです。8ft#3はミディアムファーストで本流でもよいです。結構距離を持ってもライズする魚に対してソフトなプレゼンテーションでフライを流すことが出来ます。是非ご検討ください。石川

C6803XCの重量は57ｇ。継ぎ数の少ない標準的なロッドに比べても軽いといえる。しかも丈夫で強度も申し分ない。実はマンドレルのテーパーに秘密がある。